残念ながら失敗作のPart2・・・前作を派手な作りにしてなぞっただけ
図書隊の創設者・仁科特等図書監・基地指令(石坂浩二)は「確かにこの世は歪んでいるのかもしれない。しかし、大事なのは変わらない世界を嘆くのではなく、どう生きるかだ」と励ます。
「届けよう。待っている人たちがいる」
堂上は号令をかける。ミッションは開始された。慧の狙い通り、「良化隊」の急襲を受けてタスクフォースたちは一人また一人と倒れていく。図書隊は「専守防衛」。戦うために戦うのではなく、守るために戦うのだ。銃撃戦でも良化隊は直接人を撃つことができるが、図書隊は「威嚇射撃」しかできない。堂上は敵の銃弾に倒れる。駆け寄る笠原に「俺にかまわず行け」と堂上は叱咤する。果たしてタスクフォースはミッションを遂行することができるのだろうか。
映画のパート2はパート1を超えることはできないと言われるが、この映画も例外ではなく、パート1をひたすらなぞっているように思われる。よって、「アクションがスケールアップしてます」とか「恋愛模様がより濃く描かれています」くらいしか「売り」がないのだ。しかし、前作を見ていない人にはとてつもなく面白い映画に見えるかもしれない。
「LAST」と謳っているが、ラストシーンの展開を見るとパート3もありかなという予感がする。
佐竹大心
オススメ度☆☆☆