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安倍改造内閣の出鼻くじいた2閣僚!ストーカー下着ドロと暴力団事務所出入り

   週刊新潮が第3次安倍改造内閣で入閣した2人にとんでもない「噂」があると報じている。一人は復興・原発事故再生担当大臣に就任した高木毅代議士。彼には「過去に女性の下着を盗んだことがある」という噂があるというのだ。

   高木氏は当選6回で、安倍首相の出身派閥の細田派に所属し、地盤が原発銀座といわれる福井県敦賀市ということで白羽の矢が立った。だが、初出馬当時から下着泥棒だという怪文書が出回っていたそうだ。この噂を初めて記事にしたのは、地元で発行されている「財界北陸」。記者がこう語る。

   <「高木の『パンツ泥棒疑惑』について記事にしたのは、確か、96年の選挙の時だった。(中略)元々知り合いだった福井県警の警部補に、その噂が事実なのかどうか確認してみたんです。

   すると、警部補は『敦賀署は高木毅を、下着の窃盗と住居侵入の疑いで取り調べたのは事実。犯行現場は敦賀市内。その後、事情はわからないが検挙には至らなかった』とほとんどの事実関係を認めた」>

   週刊文春は当該の被害にあった家を見つけた。敦賀市内の住宅街の一画にある。近所に住む被害者の妹は<「こちらが拍子抜けするほどあっさり事実関係を認めた」(週刊文春)>そうである。<「被害者は私の姉です。近所のおばさんが、『家の斜め前に車を停めて中に入っていく人を見たけど、知り合いか?』って。通報したのは私だったかな。警察の人が来て、指紋とか取って。でも、教えてくれた近所のおばさんが車のナンバーを控えとってくれたんで、すぐにやったのは高木さんやと分かった。家に上がりこみ、姉の部屋で箪笥の中とかを物色し、帰って行ったようです」>

   今から30年ほど前。当時、下着を盗まれた女性は20代、高木氏は30歳前後だった。だが、この「事件」がうやむやになったのは高木氏の父親の威光があったようである。高木氏の父、故・高木孝一氏は敦賀市議、県議、県会議長を務め、敦賀市長までした地元政界のドンだった。

   被害者の妹によれば、当時、姉は福井銀行敦賀支店に勤めていて窓口業務をしてた。そこに高木が客として来て、姉を一方的に気にいったという。<「だから、やったのが高木さんと分かると、姉は『いややわー。家まで来とったんやー』と言っていました」(妹)>

   合鍵まで勝手に作っていたともいう。<高木氏の行為が犯罪であることは言うまでもないが、少なくともこの件は『立件』されていない>(週刊文春)

   <「姉が『騒がんといてくれ。通勤め先にも迷惑かけたくない』って。父は『(高木氏の父親の)市長も頭下げてきた』『敦賀でお世話になっとるし』と言ってて、それで、示談っていうか・・・。それにしてもあんな人が大臣にまでなって、不思議やなーと思います」(妹)>

   もう一人は安倍首相の「鬼門」である農水相になった森山裕代議士(75)。暴力団との関係が取り沙汰されているという。週刊新潮の取材にはこう答えている。<「知らんかったとはいえ、暴力団の事務所に行ったことは軽率でした。ただ、個人的な付き合いは一切ありませんので・・・」>

   週刊新潮によれば88年7月。<「事件現場は鹿児島最大の歓楽街・天文館から程近い場所にある、指定暴力団の下部組織の事務所でした。暴力団幹部2人が、当時30代の男性を竹刀などでめった打ちにしたことが分かり、翌年2月に逮捕された。(中略)暴行事件が発生した当夜、森山さんが組事務所1階の応接間に居合わせたことが明らかとなったからです」(地元記者)>

   このとき森山氏は鹿児島市議会議長の要職に就いていた。この件について森山氏は、当日は友達の社長に呼び出され、件の建物に連れて行かれただけだと釈明しているが、トラブルの話を付けたことは認めている。

   森山氏は生粋の農水族議員で、<「TPP反対派のドンと目されていた。しかし、党のTPP対策委員長に任命されると、一転して反対派の説得に奔走。今回の入閣は大筋合意を受けての『論功行賞』に他なりません。とはいえ、そんな人事で安倍政権の『鬼門』とされてきた農水相が務まるのか、甚だ疑問です」(政治部記者)>

   下着泥棒に暴力団との付き合い。噂・疑惑だとしても下品極まるではないか。第3次安倍内閣は出鼻をこっぴどく挫かれたようである。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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