ノーベル平和賞に対抗してか、「孔子平和賞」という賞が中国にあり、6回目の今年(2015年)はアフリカのジンバブエのムガベ大統領が選ばれた。候補には日本人の政治家も上がり、ムガべ大統領と村山富市元首相(91)が最終的に絞られたが、村山氏は「健康上の理由で授賞式に参加できない」として辞退した。
ノーベル平和賞に対抗して政治的宣伝
「モーニングショー」のスタッフが大分の村山氏の自宅を訪ねた。社民党を通じて打診があったそうだ。だが、「俺は身体が悪いからね、中国に行けないとお断りをしてくれと、そう言ったんじゃ。孔子さんは有名な人だから受け取っていいと思ったが、僕はそれに値するのか、よくわからんしね。なんで俺なのか、戸惑ったよ」と話す。
司会の羽鳥慎一「私も知らなかったのですが。政治的な思惑でできたのでしょうか」
青木理(ジャーナリスト)「そうでしょうね。そうした意図があるのでしょう」
野村慎平アナによると、中国の民間団体が主催して2010年に創設された。同じ年に人権活動家、劉暁波氏がノーベル賞を授賞されたことに反発して対抗したとみられている。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト