ラグビー日本代表はワールドカップ・イングランド大会1次リーグの最終戦でアメリカ代表に28対18で勝ち、3勝1敗、勝ち点12でグループ3位で終えた。ベスト8には進出しなかったが、1大会で3勝したのは初めてだ。大活躍した五郎丸歩選手(29)は4試合で58得点を挙げ、全選手の中で第2位だった。
歴代最高249得点の元イングランド代表 ジョニー・ウィルキンソン
ボールを蹴る時に手を合わせるポーズがすっかり有名になった。子どもたちからも「ごろちゃん」と呼ばれている。一夜明けた現地での記者会見では男泣きだった。インタビューでも「周りの方に支えてもらったことを忘れずに・・・」と言い淀むと、目が潤み、大きく息を吸うが、言葉が続かない。しばらくして、「いろんな思いがありますね」と答えるのがやっとだった。
「いまや時の人になったごろちゃんこと、五郎丸選手ですが、あのポーズには元ネタがありました」と司会の羽鳥慎一が説明する。「元イングランド代表のジョニー・ウィルキンソン選手です。W杯の歴代最高の249得点で伝説のキッカーといわれた人です」
2004年に日本に来て早稲田大で臨時コーチをした時に「直伝」されたらしい。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト