5年間放送していた「333(トリオさん)」が9月(2015年)で終了し、10月からこの番組になった。「ザ☆忍者(山脇充、大久保たもつ)」、「おかずクラブ(オカリナ、ゆいP)」、「鬼越トマホーク(坂井良多、金野博和)」の3組がスターを目指して、自腹企画やスポーツ系など、若手ならではの体当たりで挑戦していく。
売れてきているおかずクラブは別として、ザ☆忍者は完全に無名だ。鬼越トマホークも「ぐるナイ おもしろ荘」「ざっくりハイタッチ」などに出演しているが、まだまだ知名度は低い。そこで、初回はメンバーのパーソナリティを知ろうということで、トークや番組制作のために事前に行なうアンケートをスタッフが添削するという企画だった。
「みんなで無人島テラスハウス暮し」
「どんな企画をやりたいの」という質問に、忍者の山脇は「若手のパワーでいまテレビに出ている上の芸人さんたちに『コイツらにしかできない』と思わせたい」とマジメに回答し、「たいへんよくできました」の評価を得たが、まるでトンチンカンな企画を出したのはおかずクラブのゆいPだった。
「無人島で6人でテラスハウス」と書き、「毎回このメンバーで会っていればきっとカッコよく見えてくる」と力説する。進行役の大西洋平アナウンサーに「深夜番組にそんな予算あると思いますか」と一蹴され、赤ペンで「番組の予算規模を踏まえて書いてくれると助かります」と添削された。
「尊敬している、憧れている先輩は?」という質問では、鬼越の坂井が「ダウンタウン松本さん、たけしさん、有吉さん」と回答。坂井はスキンヘッドのいかつい容姿で破天荒さが売りだ。「まさかのキャラ違い。王道回答」とツッコまれてしまう。
芸歴は忍者が7~8年、おかずと鬼越が6年で同期のためか、和気あいあいとしていて、ちょっとしたおしゃべりに仲の良さがにじみ出る。面白くなかったら出演者をチェンジする可能性もあるという番組だ。3組ともこれがテレビ初レギュラーで、この座を死守するためにどんな頑張りを見せるか。(放送10月3日深夜2時45分)
大森