女性の好みは「きれい系より可愛い系」
山田のいまを作った人がいた。3年前の2軍時代から二人三脚できた杉村繁打撃コーチ(58)である。日本でただ1人、シーズン200本安打を2度達成している。MBLジャイアンツの青木宣親(33)、セパ両リーグで首位打者のソフトバンク内川聖一(33)を育てた。
杉村コーチは山田にワンバウンドのボールや、バランスボールに座ってなど11種類ものトスバッティングを課した。それがさまざまな状況に対応できるバッティング・フォームをつくったのだという。山田は「これをやらないと、身体が嫌っていってます」という。これがセ・リーグ史上最年少、23歳での「トリプルスリー」につながったわけだ。
ここで石井アナが歴代スーパースターの23歳シーズンの成績を並べた。王貞治(63年)、秋山幸一(85年)、イチロー(96年)、松井秀喜(97年)はどうだったか。山田の打率はイチローに次ぎ、本塁打は王、秋山(40本)に迫る。打点は100打点で、王、松井に次ぐ。盗塁はイチローの35に次ぐ。いやはや。
ここで、九州出身のお笑い芸人、博多華丸が「柳田選手は26歳ですね」と、やんわり柳田に言及する。「(山田は)女のことでは、30歳まで結婚するなと球団からいわれてるらしい」
「エーッ」と司会の夏目三久がのけぞる。
山田の女性の好みは、きれい系より可愛い系なのだそうだ。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト