「何百年たったら何かの役に立ってるかもしれません」
梅津弥英子キャスター「将来どういったことに役に立つんでしょうか」
梶田「難しい質問です。私は解答を持っていません。何百年たったら何かの役に立っているかもしれない。そのくらいのことしか分かりません」
小倉「宇宙の成り立ちがわかるのではないかと言われていますが、まるで見当がつかないんです」
梶田「ポイントは、宇宙がビッグバンで生まれ、だんだん冷えて行って今の宇宙ができたことは分かっています。その過程でニュートリノがうまく物質のもとを作っているのではないかという仮説がありまして、その仮説をいろいろな角度から調べていくことがわれわれの実験にとって大切だとおもってます」
1959年埼玉県生まれ。埼玉大卒後に東京大大学院に進み、「2人の恩師、小柴先生と戸塚先生に導いていただいた。今回の受賞は戸塚先生との共同受賞と思っています」という。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト