春節と違って「プチ買い」
きのう4日には関西空港で帰国ラッシュが始まったが、スーツケースを広げて箱やパッケージを捨てていこうという姿があちこちにあった。おかげでゴミ箱はあふれ、清掃員は「1時間に4か所回りますが、ゴミ箱は15分であふれてしまいます」と話す。関空は4月から清掃員、清掃回数とも3倍に増やした。さらに、お湯のサーバーやコインシャワー(有料)を備えて対応するという。
羽鳥「来たら気持ちよく帰ってもらう。すばらしいですね」
ただ、国慶節連休は爆買いではなく、プチ買いが目立つという。「調味料セットしか買いません」(年配の女性)、「数万円しか使わなかった」(中年男性)という人も少なくない。中国経済がしぼみ出した影響なのか。
観光客を日本に誘致する活動をしている中村好明さんは、旧正月にあたる2月の春節はファミリー向けの買い物ムード、国慶節の10月は自分で楽しむことが中心と見る。「いまの時期は日本ならゴールデンウイークで、レジャー中心です」
羽鳥「中国のボーナスは日本とちがって、春の年1回ということも大きいですね」
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト