マグロ解体ショーで呼び寄せ食材売り込み
関西圏でも定番の行楽地から離れた三重や和歌山も中国人客をにらむ。大阪、京都に宿泊できずに回って来る客は増えたが、これまでは泊るだけで地元の観光につながらなかった。鳥羽市の担当者は「ミキモトの真珠や海女小屋体験など、これからは文化を売り込んでいきたい」と話す。
和歌山県は食べ物でアピールする。和歌山市の黒潮市場ではマグロの解体ショーを1日3回開く。これで人を集め、食堂へと呼びこんで、さらに食材も買ってもらおうという算段だ。2011年度の観光客3万人が14年度は9万人に増えたという。
中国からの観光客は今年8月までに335万人に達し、去年をすでに上回った。「20万円から40万円は使う」「100万円かける」などと、相変わらずの爆買いぶりだ。
藤森祥平アナ「観光関係の方にとっては勝負の秋になりそうです」
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あっちゃん| 似顔絵 池田マコト