関東甲信越の鉄道で電車内の携帯電話ルールがきょう1日(2015年10月)から変わった。これまで、優先席付近ではペースメーカーなどに影響するからと、携帯の電源を切ることが求められていたが、その可能性は低いということになって、音楽、ゲーム、ネットの利用はOKになった。通話は相変わらずノーだ。また、混雑時には電源を切るよう求めてもいる。
ペースメーカーに影響ない
司会の加藤浩次「ペースメーカーに問題は発生しないとわかったということですか」
坂口孝則(経営評論家)は「これまで問題がなかったということもあります。ただ、汚いものを触ったあとちゃんと洗ったからばい菌はありませんよといっても不安はある。使うこととは別」と何を言いたのかわかりにくい。
加藤「そんなこと注意して、電源切っていた人がどれだけいたのかと思っちゃう」
坂口「ほとんど電源切ってなかったですね。飛行機でもね。そこはもうマナーの問題かも」
加藤「マナーね。わかりました」
そのマナー、ルールとやらはだれが作ったのか。新幹線で「携帯電話はデッキでお話ください」としたのが最初で、それがいつの間にか車内では禁止になって、私鉄もみなこれにならった。
しかし、いまや携帯電話は高性能になって、ささやくような声でも通話はできる。それもいけないというのは車内ではしゃべるなというに等しい。これを押し切る理由のひとつがペースメーカーだった。
一方、音楽、ゲーム、ネットは四六時中だからだれも電源なんか切らない。ルールもマナーもない状態だ。今回あらためてこれはOKとなったとは、マンガみたいな話ではないか。ペースメーカーに問題がないとなれば、ルール自体が不要となったはず。「スッキリ!!」もマナーなんて言葉で逃げないでくれ。