司会の小倉智昭「ロシアで起きた信じられないお話です」
ロシア・ヴォロネジで今月下旬(2015年9月)、あるマンション入り口前の煉瓦づくりの道路の下から、なにやら動物の声が聞こえてきた。住人がレンガを外して掘り起こしたところ、1匹のワンちゃんが顔をのぞかせた。近所でかわいがられていたベルカという野良犬だ。
2日間飲まず食わずで流産
なぜそんなところに閉じ込められていたのか。今月初めに大雨があり、道路が陥没して穴が開いてしまった。再舗装の補修工事が行われたが、作業員がそのときに穴に入り込んでいたベルカに気づかずに工事してしまったものと見られるという。ベルカは暗い穴の中で、2日間も飲まず食わずで生き埋めの状態になっていた。
救出されたベルカは衰弱しており、妊娠中だったが、お腹の赤ちゃんは死んだという。現在は犬の保護施設に移され、元気で暮らしている。