秋の衣替えに合わせて「モーニングバード!」もきょう28日(2015年9月)から「羽鳥慎一モーニングショー」に衣替えし、赤江珠緒キャスターが番組を降り宇賀なつみアナにバトンタッチした。そして、「独占取材です」とやはり初登板の野上慎平アナが緊張しながら東京・練馬区役所内で起きた個人情報を悪用した事件を伝えた。
「これは犯罪だよ」と脅迫メール
マイナンバーがいよいよ10月から本格的にスタートする時期に、あってはならない行政の不始末が発覚した。練馬区役所は戸籍住民課の男性職員(63)を、個人情報保護条例違反の疑いで警視庁に告発し、職員を懲戒免職処分にした。この職員の上司の戸籍住民課・丸山真一課長によると、事件の経緯は次の通りだ。
6月下旬、練馬区内に引っ越してきた女性が区役所に転入届を提出すると、翌週、対応した男性職員から女性の携帯電話に「届出に不備があったので確認したい」と連絡があった。男性職員は女性から改めて名前、住所、電話番号を聞き出し、自分のスマートフォンにこの情報を登録していた。
男性職員と女性は何回かメールでやり取りをするうちに、7月になって2回ほど都内で食事と買い物をした。その際、男性職員は女性に服(8000円)とオルゴール(5000円)と買い与え、食事した代金(1万円)、カラオケに行った代金(5000円)を支払ったという。
これで終われば事件にはならなかっただろう。ところが、男子職員にはもともと下心があったのか、女性が色よい返事をしないと、携帯に「これは犯罪だよ」と脅迫めいたメールが届くようになった。怖くなった女性が練馬区にこれまでの経緯を報告し、男性職員の行状が明らかになった。