「電車の携帯電話のルールが少し変わります」と森本さやかアナが伝える。JRの東日本と西日本は「優先席付近では、携帯電話の電源をお切りください」というのが現在のルールだが、10月(2015年)から「優先席付近では、混雑時には携帯電話の電源をお切りください」となるという。混雑時でなければ電源を切らなくてよくなるのだ。
「お客様同士の体が触れる程度が混雑時です」
現在の優先席ルールができたのは2003年。携帯の電波が心臓病のペースメーカーに悪影響を与える恐れがあったため、関東の鉄道17社・局が「優先席で電源オフ、それ以外ではマナーモードして通話は控える」というルールを決め、全国に広がった。
しかし、その後、携帯電話の規格が変わって電波出力が減少し、総務省は先月、ペースメーカーなどの医療機器に対して「実際に影響が発生するとは限りません」と公表した。
では、混雑時とはどのくらいの混雑をいうのか。JR東日本によれば、「お客様の体同士が触れ合うくらいの混雑度合いを考えています」(サービス品質改革部)
JRの北海道、四国、九州、各バス会社などは従来通り、優先席付近で電源を切るルールに変わりはないそうだ。