埼玉県熊谷市の住宅で一人暮らしの女性、母娘3人、夫婦の6人が刺殺された事件で、身柄を拘束されているペルー人男性は、最初の事件が発覚する前日の13日(2015年9月)午後、熊谷署で事情を聞かれ、すきをついて逃走していた。
警察の事情聴取に「母国に帰りたい」「神奈川に姉がいる」
片言の日本語で意味がわからないことを話している人がいるという通報が消防署から熊谷警察署にあり、警察署では通訳の手配をしている間に日本語で「母国のペルーに帰りたい」「神奈川に姉がいる」と話したりしたという。タバコを吸いたいと言い出し、警察署玄関わきに喫煙所で警察官1人が付いて吸わせていると、突然走り出し逃げられてしまったという。
その時はとくに捜査の対象などではなく、平野早苗リポーターは「何をしてほしいのか、何を訴えているのか聞いていただけと警察は説明しています」と伝える。
梅津弥英子キャスター「困っている人に対応しているという意識だったんでしょうか」
男のおばは「普通の子だったけど、日本へ行って精神的に病んでしまった。『誰かに追いかけられ、自分は殺される』と言っていた」と話している。