散歩にも連れってってもらえずストレス
紀州犬は気性が荒い面があるが、概して従順で飼い主に忠実だという。それがなぜ飼い主にかみついたのか。問題はこのあたりにあるらしい。イヌは2階の屋根の上に作ったテラスのオリで飼われており、散歩にも連れて行かなかったという。
「かわいそうに、寒くても暑くてもあんなところにいてストレスがたまっていたのでは」という住民もいる。「(飼い主は)気に入らないとぶっとばす。イヌを飼う資格がない」という人までいて、みな不安を感じていた。普段はリードでつながれていたが、おととい夕方はリードがはずれて逃げ出していたという。
五百田達成(心理カウンセラー)「やっぱり飼い主の飼い方でしょうね、問題は」
はあちゅう(作家)「警察に同情してしまう。そうせざるを得なかったんだろうと」
ロバート・キャンベル(東京大大学院教授)「責任を問うべきは飼い主でしょう。イヌに非はありません。近所の人たちも、虐待ではないかと思ったときに、相談するとかしても良かったんじゃないでしょうか」
加藤「飼い主にかみつくようなイヌにしてしまった責任ですね」
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト