横綱白鵬がきょう15日(2015年9月)の3日目から休場することになった。けさ病院で診察を受け、「左膝の炎症があり、力が入らない状態だ」として07年に横綱に昇進して初めての休場になった。
平幕相手にばったり
きのう14日の2日目、平幕の嘉風に敗れまさかの連敗だった。過去1度も負けたことがなかった相手に、土俵中央でばったりと手をついたのだ。司会の夏目三久も「横綱白鵬としては初日、2日目と初めての2連敗ですよね」と驚いていた。
取組後、「足に違和感がある。親方と相談します」と話し、病院後にも報道陣に「あす15日、もう1回MRIを撮らないと分からない。(3日目についても)分からないですね」と答えていた。宮城野親方は「左膝を曲げるだけでも痛いといっている。長く相撲を取るのであれば、この1か月休んでもらいたい」と語っている。
途切れた数々の記録
「もし休場になれば、このようなデータがあります。07年名古屋場所に横綱に昇進してから史上1位の横綱連続出場722日、連続2けた勝利51場所の記録がありますが、きょうで途切れるかもしれません」と熊崎風斗アナが話していたが、その通りになった。
夏目「横綱がまわしを取れていませんので、踏み込めないぐらい膝に痛みが出ているということでしょうね」
熊崎「ふだんからしっかり準備していると思いますが、それでも今回ばかりはどうだったのか、ということのようですね」
野村修也(中央大法科大学院教授)「いまの夏目さんのコメント、凄かったですね」
夏目「いえいえ、素人ですみません。いまは無理しないでほしいですね」
ゆっくり治して、次の場所での活躍が期待されている。