謎の交信音「ら~らら」の意味は?
嘉郎の「運命の人」は誰かというのが主軸として展開する。嘉郎には「運命の人」の断片的な記憶しかない。手掛かりは「ら~らら」というメロディを共有していることであった。嘉郎たちの高校に新たに赴任してきた妖艶な美人女教師のポルナレフ愛子(高橋メアリージュン)、街に突然現れた謎の長身美女(サヘル・ローズ)も参入して、街は一触即発だ。
東三河を舞台にエスパーVS敵エスパーの戦いが繰り広げられる。学校が街が敵エスパーの攻撃によって荒らされていく。街中に敵エスパーの超能力で「コピー人間」が増殖する。「人類エロ化計画」だ。嘉郎たちエスパーは敵エスパーの首謀者を倒すが、敵エスパーには意外な黒幕がいた。
黒幕の使う超能力メモリーリードは相手の記憶が読めるのだが、嘉郎には通じない。黒幕は超能力を進化させ相手の記憶をコントロールするようになる。そして、人類をメモリーコントロールして「新しい世界を作る」と宣言する。嘉郎にも「いっしょに戦いましょう」と呼びかける。自分こそが嘉郎の「運命の人」だとも言う。果たして「運命の人」とは誰なのか。幼馴染の美由紀か、憧れのクラスメイトの浅見紗英(真野恵里菜)か。嘉郎VS黒幕の戦いはどうなるのか、世界は救われるのか。ラストでは謎の交信音「ら~らら」に込められた「超能力」の秘密が解き明かされる。
連ドラを映画化すると、スケールはアップするが、クオリティはダウンするケースが多いが、残念ながら本作はそれに当てはまってしまった。園子温監督、最近は「空振り」の連続だ。
佐竹大心
おススメ度☆☆