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週刊文春・中年記者「不倫サイト」体験レポート!イタリアンで身の上話聞いてラブホテルへ

   【蛇足】私はSEX記事、それも体験談が好きだ。私が週刊現代の一兵卒時代にトルコ風呂(いまのソープランド)の記事をずいぶんヤラされた。ヤルことは同じだから、手を変え品を変え工夫するのだが、これがいま考えてみると編集者としての勉強になった。きっと週刊ポストからも「死ぬまでSEX」をやっている中から優秀な編集者が出てくると思う。

   今週の週刊ポストは米国の不倫サイト「アシュレイ・マディソン」の探訪記事をやっている。「人生一度。不倫をしましょう」をキャッチフレーズにして世界中で3800万人の会員を集めるサイトで、一昨年に日本版が開設された。

   だが、今年8月にハッキングによる情報流出が騒動となった。その際、ハッカー集団が、会員の95%は男性で、女性会員はサクラばかりだと暴露した。そのため、カナダでは情報流出を苦にした2人が自殺したといわれる。現在、日本の同サイトの登録者は約180万人とされているそうである。

   「本当に不倫希望の女性はいるのか?」。疑問を確かめるために、週刊文春の中年記者が会員となってガチンコの1か月体験レポートを敢行したという。登録してから9日後に、「遅くなってごめん」という返信が届いたそうだ。プロフィールには「見た目はキレイといわれます」と書いた34歳の主婦・里美(仮名)からだという。

   メッセージのやりとりをしてわかったのは、彼女は10年ほど前から東京で暮らす既婚者で、1年前にサイトを利用し始め、夫のいない日中に会える男性を求めているということ。東京・山手線の鶯谷の待ち合わせ場所に現れた里美は、加藤あい似のスレンダー美人だった。記者を不安にさせたのは、東京暮らしが長いはずなのに関西弁がきつく、「はよ、ホテル行こ」と急かせることだった。

   「ひょっとして美人局じゃないか」と焦る心を抑えてホテル街へと向かった。すると彼女は携帯をいじり、誰かに連絡をしている。ホテル街に入ると里美はスタスタと歩き「ここや」と古びたラブホテルを指さした。

   不安に駆られた記者が「どこか別のホテルにしていいかな」と提案したが、「そんなのダメや!」と受け入れないばかりか、無理矢理ホテルに連れ込もうとしてくる。誰が見てもこれはおかしいと感じるはずだ。身の危険を感じた記者は、その場から脱兎の如く逃げたそうである。

   しかし、記者は諦めず、今度はAKB48の小嶋陽菜を思わせる主婦に性懲りもなく突撃するのだ。今度の待ち合わせ場所は新宿のイタリアンだったという。そこで彼女の身の上話を聞きながら夜が更け、そのまま歌舞伎町のラブホテルにチェックインしたそうだ。性交じゃなくて成功!

   ただ、これを読むだけでは、このサイトが美人局目的の危険な連中の集まった出会い系サイトなのか、それなりに信用できるサイトなのかはよくわからない。もう少し記者に頑張ってもらって、そのあたりをしっかり確かめてほしいものである。安全確率60%ぐらいあれば、私も登録してみようかな。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める。
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。
【著書】

編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか
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