66年ぶりという鬼怒川の堤防決壊は茨城県常総市の3分の1に当たる37平方キロが浸水、住宅など6900棟に浸水する大水害となった。雨雲は東に去り、栃木、茨城に出されていた大雨特別警報は解除されたが、今度は宮城県内で大雨により河川が氾濫する被害が出ている。
大雨は北海道太平洋側に移動
宮城県仙台市ではきょう11日(2015年9月)午前5時までの24時間の降雨量が250.5ミリを記録し、気象庁は宮城県に大雨特別警報を出した。この大雨で宮城県大和町を流れる吉田川が氾濫し、濁流が住宅地に流れ込んでいる。大和町は542世帯1757人に避難勧告を出し、仙台市でも14万6000世帯約31万人以上に避難指示や勧告が出ている。
ふたむら・ちづこ気象予報士は「大雨は今後は北海道の太平洋側に移ります。北海道の太平洋側は風雨が強まり厳重な警戒が必要です」という。また、「大雨にあった栃木と茨城の同じ場所で、11日夕から夜にかけてにわか雨が予想されます。少しの雨でも危険な場所に近寄らないなど注意してください」と呼びかけている。
文
モンブラン