大雨・水害はけよう11日(2015年9月)には東北地方に広がった。「重大な災害が出る恐れが強まっています。命を守る行動をとってください」と呼びかける司会の夏目三久の声もいちだんと緊張する。「きょうは番組を通して大雨に関する情報を流していきます」
土地の中にたっぷり水分
関東をおおっていた雨雲は福島から宮城にかけての北日本に移り、さらに北に向かうと見られる。あす朝までに東北で150ミリ、北海道で100ミリの雨が予想される。
気象予報士の森朗が伝える。「関東の雨は午後には止んで、日中は晴れ間も出ますが、土中の水分量が増えているので、土砂災害や水位が上がっていて浸水被害の出やすい状態が続きます。雨のピークと災害のピークはずれますから油断はできません」
鬼怒川の堤防が決壊して一帯が浸水した茨城・常総市や栃木・鹿沼市などでは、一夜が明けて、取り残された住民の本格的な救出作業が続いている。決壊現場の上空からヘリコプターの藤森祥平アナが「激しい流れが少しおさまっているように見えますが、川のすぐ近くにあった住宅街は跡かたもない状態です。救助が始まっています」と伝える。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト