日本列島に押し寄せる「危険生物」サメ、猛毒タコ、強烈クラゲ、デング熱蚊、殺人マダニ・・・

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中国スズメバチに駆逐される対馬のミツバチ

   陸ではデング熱を媒介するヒトスジシマカが年々北上し、東北北部にまで到達した。致死率の高いウィルスを持つ可能性のあるマダニは南方の種が西日本から東日本に浸透し、3日(2015年9月)に石川県で死者が出た。

   長崎県・対馬では、強力な繁殖力を持つツマアカスズメバチが最初に発見されてからわずか3年で対馬全体に生息域を拡大した。もともとは中国にいたハチだが、温暖化で冬を越せるようになり、生息域を世界中に広げているという。フランスでは7人が刺されて死亡している。

   対馬ではハチに刺されてケガをした人が出ており、農作物の収穫にも影響がある。ある農家はカボチャの収穫が3割も減ったと話す。受粉に欠かせないミツバチをツマアカスズメバチが食べてしまうからだ。

NHKクローズアップ現代(2015年9月8日放送「サメ!凶暴バチ! 温暖化で『危険生物』があなたに迫る?」)

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