台風18号の影響で北関東では50年に1度という激しい雨が降り続き、9日(2015年9月)夜から10日朝にかけて土砂崩れや、河川の氾濫が相次いだ。栃木県鹿沼市では9日深夜に裏山が崩れ、住宅3棟の1階部分が土砂で埋まった。住宅にいた夫婦が土砂に巻き込まれ、65歳の夫はまもなく救出されたが、63歳の妻は10日午前10時現在も行方が分かっていない。
あす明け方まで大雨続く
茨城県筑西市を流れる鬼怒川は10日朝に氾濫し、川沿いの住宅に濁流が押し寄せた。川との境がどこにあるのか見分けがつかないほどだ。鬼怒川に架かる橋の上から中谷隆宏リポーターが伝えたが、橋げた近くまで水位が増し、市内は水没している。「こういう状況が至る所であるんだと思います。把握し切れない状態です」
栃木県栃木市でも同じような状態だ。スタジオでは小松靖アナが「栃木、茨城では激しい雨があす明け方まで続く見込みで、河川や用水路などの付近には近づかない、土砂崩れのありそうな場所からは早急に避難してください」と呼びかけた。
文
モンブラン