動画サイトのYouTube(ユーチューブ)では、小型軽量のウェアラブルなビデオカメラ「GoPro」を使って、スノーボード/スキー、マウンテンバイク、サーフィン、旅行などを撮影した動画が数多く投稿されている。「GoPro」のメーカーもユーチューブにチャンネルを持ち、GoProで撮影された映像を盛んに公開している。ユーザーに「こんな映像を撮ってみたい」「GoProでこんな映像が撮れるのか」と思わせるプロモーションとなるため、相当に力を入れているようで凝ったものが多い。
人間だったらひとたまりもない一撃
そんなレベルの高いGoPro動画のなかで注目を集めたのは「GoPro: Grizzly Bear Slap」というタイトルだ。動物研究家のブラッド・ジョセフスがアラスカで撮影したというグリズリー(灰色熊)の映像である。
海辺のように見える砂地の上にGoProカメラが置かれ、1頭のグリズリーが警戒しながら近づいている。なにか気に食わなかったようで、しばらく様子を伺ったのち、咆哮とともに前足のフックをカメラに見舞い、吹き飛ばしてしまった。映像にはパンチを繰り出すクマの爪までくっきり写っていて迫力満点だ。
もし人間がこんな一撃を食らったらひとたまりもなさそうだが、カメラは大丈夫だったのだろうか。小型軽量に加えて、堅牢さも売りのGoProだけにどうやら無事だったようだ。
GoPro投稿動画でもっとも再生数が多いのは、2年ほど前の新製品発売に合わせて公開されたプロモーション映像「GoPro HERO3: Almost as Epic as the HERO3+」で、再生4000万回となっている。