建設業者「ヨットレースに国賓級来るかもしれない」
なぜ高級ホテルが必要なのか。開発業者の説明では、前回(1964年)の東京五輪で江の島がセーリング競技会場に使われた時に、現ノルウェー国王・ハーラル5世がレースに出場し、この時は葉山の宿泊施設が使われた。20年の東京五輪でも国賓クラスの出場予定があり高級ホテルが必要なのだという。かりに国賓クラスがレースに参加といっても、アスリートとして出場するのであって国賓として出場するわけではなかろう。
住民が逗子市に問い合わせてみても、市は「具体的な要請がないので分からない」の一点張りだ。改めて計画を取りまとめた開発業者に確認をすると、「構想段階で計画は決まっていませんというのです。ただ、どうしても高級ホテルを建てたいと言っています。東京五輪に名を借りた計画だと思います」と住民は怒る。
コメンテーターの石原良純(タレント)「(逗子)市の観光親善大使の僕の耳にもこの話は入っていません。まだ計画はないのでは・・・」
司会の羽鳥慎一「耳に入ったらどうしますか」
石原「高層は合わないですよ」
五輪の大会関係者や選手用の宿泊施設は開催中のわずかな期間だ。基本的には仮設住宅に毛の生えた程度で十分ではないか。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト