目の前に相模湾が広がる見晴らしのいい神奈川・逗子市の海岸に、突如、地上130メートルの超高層ホテルの建設計画が持ち上がり、住民が猛反発している。建設場所は市条例で20メートルまでと高さ制限がされているが、東京五輪開催を大義名分に強行されようとしている。
市条例は高さ制限20メートルなのに130メートル
「ニュースアップ!」コーナーで小松靖アナが「番組が入手した計画の概要資料です」と言って見せる。「2020年東京オリンピック 江の島セーリング競技開催 逗子マリーナ・小坪港/本部選手村プラン」というタイトルで、「大会関係者(レース運営)・VIP用宿泊施設」とあり、建設予定地の写真がついている。
反対住民の代表者によると、「開発業者が説明に来たが、寝耳に水でびっくりでした。VIPホテルで宿泊人数まで説明された」という。「逗子・鎌倉・葉山・湘南の環境を守る会」が結成され、すでに1万8000人以上の反対署名が集まっているという。
逗子市には街づくり条例があり、建物の高さは20メートル以下に制限されている。市長に与えられた特別許可の権限でも24メートルまでと制限されている。その条例を無視し6倍近い高層ホテル建設は暴挙というほかない。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト