間もなく秋の改編!なぜ同じような新番組ばかりが登場するのか・・・

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ネット動画世代が主流になるとテレビ映像も変わる?

   どちらにしても、こうやってテレビの中の世界だけで比較検討をして、パクリではなく時代の流れという注釈つきで新番組が生まれてくる。時代と言う点では動画サイトも、当然参考にはしている。とはいえテレビ番組にするほどではない内容だったり、あのパカパカと画替わりする編集方法にテレビマンとしてどうしてもプライドが許せないというか、いくら時代の流れといっても安易に真似する度胸はない。これまで自分たちが培ってきた編集の美学とは全く異なるものには、そう簡単になびかないようだ。

   物理的にも同ポジ(同じポジションでカメラアングルは変わらずに背景だけが変わる演出方法)の多様や、ほぼ1秒ごと画替わりするようでは、テレビ番組の長尺は埋められない。ボカロの高速で歌う曲やVineに慣れている世代がテレビ番組編集権も持つ頃になると、変わってくるのかもしれないけれど。その一端を伺わせるのはCM業界だ。日本のCMの主流である15秒の作品でこういった編集がされているものを筆者はまだ見たことがないけど、そのうち出てくるかもしれない。

   というのも、あるCMディレクターから聞いた話だと、海外の広告賞授賞式で受賞者スピーチに求められた時間が一人6秒だったという。そう、6秒とはVineの尺と同じだ。理由はホームページに受賞者スピーチをアップするから短くとのことだったらしい。確かに海外の授賞式では、素人なのかと思うほど話をまとめるのが下手でダラダラと感謝したい人物名を羅列する受賞者が多い。

   長尺スピーチ対策だったとしても、この6秒でという指定が興味深い。6秒で完結させる動画が世界中でヒットしているのだから、それに倣えということなのだろうか。だとしたら高速編集CMが世に溢れる日も近いのかもしれないな。

   とはいえ、これも単なる勘だ。

モジョっこ

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