広がっている「笑気ガス」吸引!気分ハイになると危険ドラッグ代わり

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   危険ドラッグに代わって笑気ガスを吸引する連中が増えているという。ペットボトルのような物が写ったボードの前で、木下康太郎アナが説明する。「この小さなボトルの中に亜酸化窒素というガスが入っています。ボトルの先のところを専用の道具で穴をあけて、ガスを風船に入れて吸うそうです。笑気ガスといわれるもので、吸うと顔の筋肉が緩んで笑っているようになり、気分がハイになるそうです」

18歳の少年死亡!医療現場では麻酔や鎮痛で使用

   実際に吸うとどうなるか。吸引する3人の男の映像があった。外国のものらしい。「ワーヒャーヒャーヒャ」「ウーヒャーヒャーヒャー」と不自然な笑い声を上げている。顔は「笑っている」というより、「笑い過ぎて疲れた」ような顔だ。筋肉が緩んでいるせいか、別の映像では吸った瞬間に力なく倒れる姿もある。それでも周囲の男女は笑い声を上げ続けていた。

   昭和大学の沼沢聡教授は「効果は数分程度だが、一気に吸引すると酸欠状態になり意識を失う可能性もあります。精神的な依存の陥る可能性も否定できません」と話す。イギリスでは今年(2015年)7月に18歳の少年が死亡している。

   そもそもこのガスは何に使われるものなのか。「医療現場での麻酔や鎮痛、さらにホイップクリームの泡立てのための食品添加物としても使われているそうです。このガスが規制されるのかどうか。厚生労働省は『商品の広がりは把握しているが、医療市場などへの影響も考えると規制は現実的でない』という状況です」(木下アナ)

和歌山県、鳥取県は規制

   ここで笠井信輔ニュースデスクが割って入ってきた。「このニュースのポイントは、新たな危険ドラッグになる可能性があるということで、一部の自治体ではすでに規制を始めているんです。国ができないんなら県レベルでやろうということで、和歌山県、鳥取県では、笑気ガスを使って自転車の空気圧を調整する一部の商品について、これを買うときには届け出なさいという規制を始めています。この動き、ほかの県にも広がっていく可能性がありますね」

   梅津弥英子キャスター「興味本位で吸っちゃうんですかねえ」

   司会の小倉智昭「こんなことになるんですね。そんなの普通知らないですもん」

ビレッジマン

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