エンブレム盗用騒動「第二の小保方事件」ネット検索でたちまちバレる時代
五輪エンブレム問題がようやく片付いた。佐野研二郎氏にはきついいい方になるが、彼にはアーティストとして一番大事なオリジナリティが欠如していたと思う。狭い仲間内でお互いを誉めあい、賞を回り持ちしてきた弊害がこの問題で明るみに出たということである。
それにしても「第二の小保方事件」とはよくいったものだ。ネットの検索力を使えば、似たようなデザインのものがそう手間を掛けずに集められるとは、佐野氏は気付かなかったのであろう。
だが、注意しなければいけないのは、似たもの即盗用と決めつけてはいけない。そこに作者のオリジナリティがあるかどうかを見極める力が必要になってくるはずだ。いまのネットにそこまでの力があるとは思わない。