自民党の「成人年齢見直しに関する特命委員会」はおととい1日(2015年9月)、選挙の投票年齢を18歳に引き下げるのに合わせて、民法の成人年齢も20歳から18歳に引き下げる提言案をまとめた。ただ、飲酒、喫煙については「引き続き議論を行う」とした。あなたは賛成?反対?
東京・渋谷駅前で若者に聞いてみると・・・
飲酒と喫煙について、「スッキリ!!」が東京・渋谷駅前で若者に聞いた。
◆賛成派
「18歳は大人。飲んでもいい」(19歳大学生)
「自覚を持って行動できる」(19歳大学生)
「選挙権だけの大人扱いは変だとおもう」(18歳大学生)
◆反対派
「20歳になってからの方が身体も心も守れていい」(18歳大学生)
「タバコは身体に害がある。お酒も変える必要はない」(18歳大学生)
「18歳だとやりすぎると思う。問題や事件が起こる」(18歳高校生)
「働いてもお金を稼いでもいないのに、そういうものに手を出していいのかな」(18歳高校生)
ほかにも、「社会人として働いている人もいるので、お酒はいいと思うが、タバコは反対」(18歳大学生)、「18でも高校生ではよくない。境界線がむずかしい」(19歳専門学生)というのもあった。27人に聞いて、賛成9人、反対18人だった。
視聴者アンケート「賛成5743、反対4万989」
岩本乃蒼アナが視聴者にもアンケートをした。投票が続く中で、司会の加藤浩次が「別に強制じゃない。自己責任が18歳になるというんだから、間違ってないと思う」
宇野常寛(評論家)「18歳からOKにしたうえで、タバコの害をガンガン教えて自己責任」
松嶋尚美(タレント)「吸ってるので大きなことはいえないけど、反対」
加藤「なぜ?」
松嶋「身体によくない。吸う人を増やす必要はない」
加藤「2年の差はなんなの?」
松嶋「18歳OKとなると、17歳とか16歳になってくる」
おおたわ史絵(内科医)「アルコールもタバコも依存症を伴う嗜好品なので、すべては自己責任だと思います。ただ、引き下げるなら、それ以前に小中学校でどういう害の可能性があると教えておかないといけないと・・・。何も教えないで自己責任を問うのは無理だと思います」
坂口孝則(経営評論家)は「これに隠れて馬券も18歳になるんだが、ギャンブルはやめたほうがいいと思う」という。そんな側面もあるんだ。
といったところで投票結果が出た。賛成5743に対して反対は40989と圧倒的に反対が多かった。
加藤はなおも「2年間て何だろう」といい続ける。
宇野「社会の本音と建前が乖離している。合わせた方がいい」
引き下げないことにしたところで、飲んだり吸ったりする18歳はこれまで通り飲んだり吸ったりする。