人気のふるさと納税で山形県天童市が8月(2015年)までに13億6600万円を集めて全国トップとなった。去年1年間の全国1位、長崎県平戸市の12億7800万円を早くも抜いた。
「天童市のものは天下一品だ。食べてケロ」と、天童市出身の夫を持つ牧嶋博子(TBS解説委員)が山形弁で言う。人気の秘密はお礼品にありそうだ。天童市のお礼の品は寄付金の半額返し。1万円のふるさと納税には5000円相当の品物が贈られる。
モモ、牛肉、米、酒・・・
お礼は145品種を用意した。もともとサクランボ、モモ、洋梨などのフルーツ王国だが、モモだけでも7品種から選べる。天童牛ブランドの牛肉や米、酒もある。将棋駒の出荷額日本一だけに、職人が一つ一つ手作りするネーム入りの将棋ストラップを必ずもらえる特典もつく。
今年からは、これまで1回だけだった納税を何回でもできるようにした。「もうてんてこまいです」(農場の担当者)、「将棋の底上げもできました」(駒生産協同組合)、「パートさんを増やして対応しています。フフフ、ありがとうございます」(市長公室の担当者)という。
牧嶋「夫が納税して、牛肉が届きました。地域の活性化に活かしてもらいたいですね」
司会の夏目三久「私たちもお礼の品に喜ぶだけでなく、どうかかわっていくかまで考えたいですね」
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト