市の企画政策課「市の名前知ってもらって移住者募集」
さて、何といっているのかを聞き直してみると――。「遠えも遠えも(遠い遠い)フランスから来っしもた(フランスから来た)おいにゃあ(私に)、小林ちゅうとこは(この小林市は)じょじょなとこじゃっちおや思たっどん(とても不思議なとこだと思った)」「キャビアを採ろち思っせぇ(採ろうと思って)、へげないおを(変わった魚を)おてっき(たくさん)やしのうちょっごたっどん(養殖しているが)、食っみやん(食べてごらんなさい)身もうめんど(美味しいよ)」
これを実際に小林市出身の人に聞いてもらったところ、「はじめはわからなかったです。フランス語でずっとしゃべってるんだろうなって。最後に西諸弁というのを見て、えって思ったくらいですね」という。地元の人も聞き取れない方言というわけだ。
小林市企画政策課の鶴田健介さんは、「移住政策を進めるにあたって、PR動画を作ろうと考えたんです。西諸弁はなまりがとても激しくて、フランス語に聞こえるなということで、職員総出でアイデアを出しました」という。移住希望者に、宮崎県小林市というのがあるんだと覚えてもらうことで、促進になればという。いやぁ、その効果は絶対にあったよ。
司会の加藤浩次「ほんとフランス語に聞こえました。面白いね」
岩本乃蒼アナ「ナレーションで読んでいるのは、別のフランス人だそうです」
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト