スティービー・ワンダーがキーボードの弾き語りをしている前で、男かとも見える女性が奇妙な踊りを繰り広げるTDKのCMが話題だ。「あの女性はだれ」と思った人は多いだろう。これが、知る人ぞ知るたいへんな才能だった。
すでに30か国以上でワークショップ
菅原小春。まだ23歳だが、少女時代や倖田來未などの振付けを担当し、「SMAP」「安室奈美恵」「Rihanna」などのバックダンサーも務め、最近では「EXILE」の「情熱の花」や三浦大知の「Unlock」で共演するなど、ダンスシーンに欠かせない存在だ。
「FAIRPLAY DANCE CAMP」で踊るシーンがあったが、観衆が駆け寄って抱きしめたり、もう大変な人気だ。世界中からワークショップ(WS)のオファーが殺到していて、30か国以上でWSを開催している。
映像を見ながら、司会の加藤浩次はただ「へえ、ふ~ん」とばかり。
菅原は10歳のときにモーニング娘。に憧れて本格的にダンスを始めた。18歳で「自分らしい踊り」を求めてロサンゼルスに渡り、感じるままに身体を動かす自分のダンスに目覚めた。ダンスのあらゆる要素がありながら、どれとも違う不思議な光を放つ。
CMで共演したスティビー・ワンダーは「優美でありながらエキサイティング。楽しさがあふれていながら真剣」と語っている。まるでアートのようなダンスだと絶賛した。
スティービーとの映像を、加藤は「合成かと思っちゃった」
エンタメニュース担当のウエンツ瑛士「世界中が注目しています」
「Crossfaith」逆輸入バンド「スッキリ!!」で日本初ライブ
きょう1日(2015年9月)は逆輸入ロックバンドもスタジオに登場した。イギリス最大級のロックフェス「DAOWNLOAD FES.2014」の舞台に立ったラウド系の「Crossfaith」だ。8か国20都市でライブをやって約2万人を動員した。
イギリスの音楽誌「KERRANG」が発表した「世界で今最も熱い」TOPバンド20のなかで、アジア系ではこれまでで最高の5位にランクされた。 アメリカでも2年連続で音楽賞にノミネートされた。「Crossfaith」と名前は横文字だが、みな日本人だ。日本でのデビューは昨年10月で、逆輸入というわけである。
その「Crossfaith」が日本のテレビとしては初めて、「スッキリ!!」で吠えた。曲は「Devil's Party」で、歌詞はすべて英語。いやすさまじい。
メンバーは、Kazuki、Hiro 、Tatsuya、Terufumi、Koieの5人で、 ボーカルのKoieは「野球やる人はアメリカへ、相撲は日本へ、だからロックはイギリス。すごい楽しかった。お客も全然違うし」という。国のカベなんてとっくになくなっている。いい新人類の誕生だ。