テニスの全米オープン初日のきのう(日本時間きょう2015年9月1日未明)、錦織圭選手は格下のフランスのブノア・ペア選手(世界ランク41位)と対戦し、 思わぬ苦戦で2-3で初戦敗退となった。昨年は準優勝して、今年こそはの意気込みだったのだが、いったい何があったのか。
強烈サーブに押されラリーさせてもらえず
体調はいいといっていたはずだが、第1セットを4-6で落としてしまう。表情も冴えない。その後、2セットを連取したが、第4セットはタイブレークにもつれこんだ末にこれを落とした。結果は錦織の4-6、6-3、6-4、6-7、4-6。錦織はうつむいてコートを去った。
現地で観戦した杉山愛(元プロテニスプレーヤー)に電話で聞く。
司会の加藤浩次「敗因は何になりますか」
杉山「信じられない。1回戦というのは、入りが難しいということですね。錦織選手のペースでラリーをさせてもらえませんでした。相手はすごくサーブがよかったです」
加藤「相手は格下でしょ?」
杉山「普通なら問題なかったんですが、ちょっと落差がみられなかったですね。(錦織は)リズムがとれなかった」
加藤「相手を誉めた方がいいということでしょうか」
杉山「去年が去年だから意識したのかも」
ツアーファイナルに向けて気持ちを切り替え
加藤「期待していたのに、残念ですね」
杉山「そうですね。気合いも入っていたと思いますし、1回を勝てばダーッといけたと思いますが・・・。そこが難しいところです」
加藤「逆に、試合がなくなって調整ができるというのもあるのではないですか」
杉山「ツアーファイナルに向けて気持ちを切り替えていってほしいです」
もう聞くことがなくなった。加藤は「赤ちゃんかわいいですか」
杉山「なかなか寝られないんですが、可愛いです」
加藤「復帰はいつごろに?」
杉山「11月を考えてます」
と、これが精一杯。負けた試合の解説をいくらしたって仕方がない。勝負の世界はきびしいね。