きょう1日(2015年9月)は「防災の日」だ。東日本大震災の影響もあり、地域や企業でも防災意識が高まっている。けさの「あさチャン!」は身近だけどあまり知られていない防災情報を紹介した。
街中で「防災レポート車」と書いた緑のタクシーをご存知ですか。東京都内の日興自動車交通の運転手さんに聞くと、「後ろのトランクに災害時に役立つモノを積んでいます」という。ヘルメットや救急セットだけでなく、各地域の被害状況をマスコミに伝えることも仕事だ。東京都内に72台走っているそうだ。
ハンドル回して充電
東京都世田谷区の環状8号線の道路沿いには、ある自動販売機が置かれている。災害時に電源が落ちても、飲料水を取り出すことができるのだ。前に付いているフタを開けるとハンドルが出てきて、手で70回ほど回すと充電が完了する。伊藤園によると、北海道から鹿児島まで公共施設などに約6500台設置されている。
東京都八王子駅の地下の自動販売機の隣に少し細めのボックスが立っている。中に組み立て台と黒いビニール袋と簡易テントも用意してある。いざという時にテントが囲いになり、ちゃんとした非常用トイレになる。
藤森祥平アナが紹介したのは、東京都の防災ブックに載っている臨時リュックサックだ。ズボンとビニールひもで簡単でき上がる。まず裾をひもで締め、次にひざの部分で折る。ベルト通しにひもを通し、ウエスト部分から荷物を入れて、両足部分を肩にかけると立派なリュックになる。
災害の時に知っておくのと知らないのとは大違い。周りには意外に役立つグッズがあるようだ。