大阪府寝屋川市の中学1年生、平田奈津美さん(13)の死体遺棄容疑で逮捕された山田浩二容疑者(45)が、犯行2日前の11日(2015年8月)、東京・秋葉原で警察官から職務質問を受けていた。このとき山田はスタンガンや手錠、注射器を持っていたが、「違法性がない」としてされた。
「違法性なし」で拘束できず
11日午前0時ごろ、秋葉原の路上に大阪ナンバーの車に男2人が乗って停めているのを警視庁のパトカーが発見し、近づくと発進した。警察官が車を停車させたところ、そこに山田が乗っていた。任意同行を求め、警察署で3時半ごろまで事情聴取したが、ボストンバックから見つかったスタンガンには電池が入っておらず、注射器は空だった。尿検査も陰性で違法薬物は検出されなかった。山田は「スタンガンは護身用だ」と話したという。
山田はこのときフェイスブックに「秋葉原なう!!」「レイボウブリッジなう!!」などと書き込んでいた。その日のうちに大阪に戻ったと見られる。
13年前に手錠使って高校生監禁の前科
山田は13年前の02年にも中学2年生男子を監禁して現金を奪った疑いで警察に逮捕されており、このときに手錠を使っていた。今回の事件については黙秘を続けている。
藤森祥平アナ「(この段階で」犯行を防ぐことはできなかったのかと思わざるをえません」
牧嶋博子(TBS解説委員)「拘束は違法性がないと人権侵害にもあたるので、判断がむずかしいですよね。子どもたちが夜歩くようなときは、周りのオバサンやオジサンがおせっかいな大人にならないと犯罪を防げないのではないかと思います」
文
あっちゃん