東京・東急線ストップ!自動化・電子化の落とし穴?原因不明の電源遮断

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   東京都内の東急電鉄できのう25日(2015年8月)午後6時半ごろ、突然3線が運行を停止した。4時間後に再開したが、影響は36万人に及ぶ大混乱となった。信号機の誤作動が各所で発生したためだったが、それがなぜ起こったのかということはいまだわからず。高度に電子化・自動化されたシステムの落とし穴だ。

信号変らず、踏切遮断機下りたまま

   東横線、目黒線、多摩川線で路線の信号機や踏み切りなどで誤作動が連続して起こったため、東急電鉄は3線の運転を見合わせた。渋谷などターミナルは迂回できない乗客であふれ、バスやタクシーには長い列ができた。また、駅と駅の間で停止したままの電車には乗客が缶詰めになり、「冷房が寒すぎ」などのツイッターが飛び交った。踏み切りは遮断機が下りたままになり、いつまでも待ち続けたり、くぐったりが続いた。

   東急電鉄によると、信号機器室の電源ブレーカーが落ち、保安装置にトラブルが発生したという。信号が赤のまま変わらなかったり、踏み切りが開かなかったりしたが、その逆の信号が青のままだったり、踏切が開きっぱなしになる可能性もあり、電車を動かしていると危険という判断だった。

   トラブルがあった信号機器室は、3線のうち、世田谷、目黒、大田区にまたがる区域を管轄していた。都立大学、自由ヶ丘、田園調布、多摩川、奥沢など乗降の多い駅がある。各路線のいわば真ん中、中核が止まったのだから、影響は大きかった。

   この施設は無人で、入り口はカギがかかっている。月に1回安全を確認しているが、今月はすでに確認済みだった。ブレーカーが突然落ちた例はこれまでなく、原因を調べている。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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