寝屋川市駅前の高校生「朝までダベッて帰る子多い」
コメンテーターの青木理(ジャーナリスト)が20日深夜に、2人が最後に防犯カメラに写っていた京阪電鉄・寝屋川市駅前を訪れ取材した。青木によると、寝屋川は大阪の中心部から電車で20~30分のところにある大阪のベットタウンで、繁華街はなく住宅街に近い。治安も悪い印象はなく、女性が夜ひとり歩きしても全然怖くないところという。
青木が夏休みで増えているという駅前にたむろしていた高校生に話を聞くと、こんな答えが返ってきた。「中学生もいっぱいいる。普通ここら辺でたむろし、ダベって朝帰るとかが多い。家に帰っても何もないし、やることがないから。(親も)怒らんね、たぶんもう高校生やから」
青木の印象は「話を聞くと真面目だし異常とは思われない」という。蒸し暑い真夏、少し涼しくなった深夜に友だちとダベる。あけっぴろげな関西の文化なのかもしれない。しかし、中学1年生が居場所がなくなり友人に泊る場所を求めるなど、今回の事件のケースはやはり異常だ。吉永みち子(作家)も「なんで家に帰れなかったのか。基本的なことで分からないことが多いですね」と指摘する。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト