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首相の母・ゴッドマザー洋子さん決断「晋三さん、もういいのです。これで十分です」

   そんなところに、『週刊現代』がタイミングドンピシャの記事を掲載した。安倍首相の母・洋子さんがそんな息子を心配して「息子よ、早く引退しなさい」といっているというのである。

   奥さんの昭恵さんはよくわからないが、さぞ母親は心配していることだろう。官邸スタッフがこういっている。<「総理は、相当疲れているようで、富ヶ谷(渋谷区)の自宅に帰るとバッタリと眠ってしまうそうなんです。本当なら、安全保障、原発、労働者派遣法、TPPなど、ストレスの種となる難問が山積していて、これらについて勉強しなければいけないのに、『起きていられない状態』だといいます」>

   トイレに駆け込む回数も増えているそうだ。そうした息子を心配して母親は、<「総理の体調がすぐれない時は、消化にいい具材で雑炊を作っている。今まではお手伝いさんに作らせることが多かったらしいのですが・・・。洋子さんがここまでするのに驚いています。若くして亡くなった夫の晋太郎(元外務相)さんを重ねているのでしょう」(安倍家と親しい関係者)>

   洋子さんは政界の「ゴットマザー」と呼ばれている。「妖怪」といわれた岸信介元総理の娘として生まれ、後に自民党のニューリーダーと称された安倍晋太郎氏と結婚し、わが息子の晋三氏を総理の椅子に再び座るまでに育てあげた。

   父を亡くした後の晋三総理に、政治家としての立ち居振る舞いを叩き込み、帝王学をほどこしたのは、洋子さんだったといわれているそうだ。

   週刊現代によれば、その洋子さんがついに一つの決断を下そうとしているというのだ。<「晋三さん、もういいのです。あなたはお祖父さまやお父さまの無念を晴らし、私の期待に立派に応えてくれました。これで十分なのです」>

   母から息子への引退勧告だという。

<岸内閣が退陣した60年から55年の歳月を経て、父、夫、息子の3人の力で、悲願である憲法改正の足がかりは確実なものとなった>(週刊現代)

   母親が誰に向かってそんなことをいったのかはまったくわからないが、母親の心情としてはよくわかる。だが、「憲法改正の足がかりは確実なものとなった」というのは「嘘」である。万が一、安保法制が成立しても、否、成立させてしまえば、かえって憲法改正は遠のくに違いない。

   憲法改正をせずに戦争のできる国に変容させることは、国民の間に安倍自民党への反発を強くさせ、間違いなく次の総選挙では議席を減らす。その前に参議院選もある。憲法改正どころか、安倍は自民党を大きく目減りさせた首相として後世に語り継がれるに違いない。

   安倍首相は孤独だ。これだけ体調が悪いにもかかわらず、洋子さん以外にきちんと世話をしてくれる人がいないという。昭恵夫人は福島の被災地を訪れたり、自分が経営する居酒屋で忙しかったりと、連日のように出歩いている。洋子さんはそのことにも心を痛めているという。

   いま、洋子さんは複雑な思いを抱いているそうだ。それは自分が息子に対してかけた期待に、息子自身ががんじがらめに縛られ、体を痛めつけているからだ。

   そんな息子を見かねてか、もはや息子を見限ってかはわからないが、昨年春頃、洋子さんの長男(安倍総理の兄)の寛信氏の長男が安倍家の後継者だと正式に決まったという。

   東京五輪まではやりたいといっていた安倍首相だが、この頃は「(来年5月の)伊勢志摩サミットまではやりたい」と期限を切るような発言をし始めたそうである。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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