帰る場所なくなった2人!友人宅前で「泊まらせて」・・・寝屋川「中1生惨殺・不明」

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   大阪府寝屋川市の市立中学1年の平田奈津美さん(12)が遺体で見つかった事件で、一緒に行動していた同級生の星野凌斗君(12)の行方は依然として分かっていない。

   事件が起きて20日(2015年8月)で1週間が経過し、当日の2人の様子が徐々にだが分かってきた。2人は泊る場所を求め友人の家の前まで行ったものの断られ、帰る場所がなくなって商店街のベンチで野宿した様子が目撃されていた。

商店街のベンチにへたり込み

   2人が寝屋川市内のコンビニで目撃された12日午後9~10時のあと、13日午前0時過ぎから明け方にかけて、友人宅を訪れたり、携帯で友人と連絡を取り合っていたことが分かった。星野君からの電話を受けた女友達によると、「何や?って出たら、『泊らせて』と。お母さんがなあ、あす美容院にいくから、奈津美泊られへんって。それでも『家の前におるで、6時に帰るから』とか。無理やと思うと言ったら『帰ったら怒られる』って」

   電話による15分ほどのやり取りの間、何度も「泊らせて」と頼まれたが、「今の私にはどうすることもできない」と断ったという。行くところがなくなった2人が、13日午前1~5時ごろ、人気のない商店街を行ったり来たりする姿が防犯カメラに記録されていた。

   その間、商店街の男性が店の前のベンチにいるところを目撃していた。「傘を2つ開いて隠れている感じだった。一人は座って一人が寝そべっていた。女の子の方が寝そべっている感じだった」という。

   その後の午前6時11分に平田さんが友人にLINEをしている。「おはー、いま自転車さがしている。なくしたー!」。さらに午前6時35分にも「自転車見つかった。今から星野と電車で京都に遊びに行ってくる。多分、もう寝屋川には帰らない、ごめんね。絶対反対されるから親にも連絡しない」と伝えていた。大阪府警は周辺のバスや電車などを調べたが、交通機関を使った形跡はない。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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