天津大爆発「有害物質」日本への影響ないか?PM2・5と混じり合った可能性

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   中国・天津市で起きた爆発からきのうで1週間、死者は114人、行方不明者は65人にのぼる。爆発原因や汚染状況が明らかにされないため、住民の不安は高まるばかりだ。

   爆発事故で神経ガスが検出されたかどうかをめぐっても混乱している。中国国営テレビが「現場からシアン化ナトリウムと神経ガスが検出された」という市消防幹部の話を報道したのに対して、きのう19日(2015年8月)に市の環境担当者が記者会見でこれを否定、国営の新華社通信も化学専門家の話として「神経ガス検出は不可能だ」と打ち消した。

微粒子が朝鮮半島まで到達

   山形大と東北大の研究チームが公開した東アジア上空の衛星写真によると、天津から舞い上がったと見られる微粒子が急増し、朝鮮半島付近まで到達していた。天津の倉庫には40種類3000トンの危険物質が保管されていたといわれるが、これがPM2・5など他の汚染物質と混じり合っている可能性もある。

   司会の夏目三久「不安になってしまいますね。影響はないのですか」

   山形大の柳沢文孝教授は「汚染物質の大部分が雨といっしょに渤海沿岸に広がっており、天津付近の港湾内や地下水への影響は心配されますが、日本や周辺地域には影響ないでしょう」と話す。

   中国の事故はいつもなかなか全容が明かされず、気づいたときには被害が広がる。菅官房長官は「中国大使館などを通じて情報提供を強く求めていきたい」と語り、日本人と日系企業の安全確保に中国の配慮を求めた。

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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