大阪・高槻市で寝屋川市中学1年生、平田奈津美さん(13)が遺体で見つかった殺人事件では、一緒にいた同じ中学校の星野凌斗さん(12)も不明になっている。
これまでにわかった経緯はこうだ。12日夜9時ころ星野さんが「平田さん宅へ行く」と家を出て、9時半ころに2人は近くのコンビニにいた(防犯カメラ)。その後、13日午前1時すぎから5時すぎまでに、寝屋川駅前商店街の防犯カメラに3回写っていた。
この間、平田さんは友人とのLINEで「野宿しようと思う」などとやりとりしていた。別の友人には午前6時半ころ「星野君と京都に行く」と書いた。星野さんの自転車は京阪寝屋川市駅の駐輪場にあったが、2人が京都へ向かった形跡はないという。
特定進まない遺体発見現場の2台のクルマ
遺体があった高槻市の現場は寝屋川の自宅から北へ6キロほどのところで、平田さんの死亡推定時刻は午後7時だから、この間の14時間を2人がどう過ごしていたかだ。遺体発見現場では12日夜10時半すぎに2台の乗用車の動きがあったことが、60メートル離れた会社の防犯カメラで確認されているが、暗闇で詳細はわかっていない。
星野さんの自転車は寝屋川市駅前の駐輪場に置かれていたが、料金から逆算すると13日の昼頃から夕方にかけて置かれたことになる。平田さんの死亡の直前だ。
司会の加藤浩次「防犯カメラでわかったのはここまで。まだわからないことがあります」
母親「知人とトラブルと話していた」
望月晶子(弁護士)「子ども2人が野宿というのは奇異に感じられますが、不良でない普通の子でもそういうのはあります。それを見かけた大人が守ってあげてほしい」
宮崎哲弥(評論家)「車の関与から、連れ去られたらしいとまではわかりますが、殺害の目的がわからない。星野さんの行方が気になりますよね」
現地で大竹真レポーターが自転車や防犯カメラの位置などを説明した。ごく狭い範囲に2人が長時間いたことがわかる。
加藤「2人が京都へ向かったかどうかは、防犯カメラでわかると思うんですが」
大竹「その確認はまだとれてないですね」
星野さんの母親は、星野さんが「知人とトラブルがあった」と話していたといっており、そちらのスジからの解明もあるはず。警察が一切これに触れていない。捜査が進んでいる可能性は十分にある。