甲子園の怪物やってくれるねえ!「清宮」2試合連続本塁打、「オコエ」勝ち越し2ラン

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   今年(2015年)の甲子園はシナリオ通りに展開しているのだろうか。2人のヒーローが大活躍している。早稲田実業の清宮幸太郎選手はきのう17日(2015年8月)、準々決勝の九州国際大付対戦で2試合連続本塁打を放った。1年生の夏の2本塁打は32年前のPL学園の桑田真澄選手以来だ。

「ケガあったけど、その分リラックスできた」

   初回は投ゴロに倒れたが、2打席目は目が覚めるような弾丸ライナーだった。右翼手がボールを追う間もなく右翼席に突き刺さった。「スタンドまでわずか4秒でした」とスポーツアナの石井大裕も舌を巻く。打った本人は「ゆっくり実感を味わいながらダイヤモンドを回ることができました」

   実は前のとき、左手親指の付け根を負傷し素振りでも痛みを感じていた。だが、「ケガがありましたけど、その分、リラックスし切り替えられました」と事も無げにいう。その後も二塁打を放った。

「最後は気持ちでいこうと思いました」

   「もう1人の怪物」の関東一のオコエ瑠偉選手も初本塁打を打った。興南対戦3対3の9回表2死、低めの直球をすくいあげると左翼席に吸いこまれた。これまで左の投手にタイミングが合わず4無安打2三振。気力を絞り込んだ最後の1打が決勝2ランになった。

   試合後、「最後は気持ちでいこうと思いました。(次の準決勝の)東海大相模は甲子園を勝ち上がっていく上でいつかは絶対対戦しなければいけない相手だと思っているので、怖がらずに自分たちの野球を全力で出していきたい」と語った。

   準決勝はあす19日。早稲田実業は仙台育英、関東一は東海大相模と対決する。

   司会の夏目三久「やあ、楽しみですねえ」

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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