「鹿児島県の桜島の噴火が警戒レベル4まで引き上げられ、規模の大きい噴火の可能性が高くなっています」
夏休みの小松靖アナに代わって、大西洋平アナが「ニュースアップ!」コーナーで伝えた。
噴火警戒レベルが引き上げられた直後は1日1000回以上の火山性地震が記録されていたが、17日(2015年8月)朝は減少しつつあり落ち着いている。しかし、桜島は噴火活動が収まった直後に噴火したこともあり、大規模噴火の可能性が高い。
しばらくは避難生活
桜島のふもとで取材している中内功記者によると、桜島の南岳山頂火口から半径3キロ圏内は避難勧告が出ており、23世帯32人が避難生活を送っている。16日は避難生活後初めて30分の一時帰宅が認められたが、鹿児島市では「まだ緊迫した状態で1週間程度は避難生活を続けてもらうことになる」と話しているという。
桜島は2012年3月12日に警戒レベル3に引き上げられ、新たな警報は出ていなかった。桜島は4大噴火といわれている1471年文明噴火、1779年安永噴火、1914年大正噴火、1946年昭和噴火があった。なかでも大正噴火は、日本国内で起きた最大の噴火といわれ、火山灰はカムチャツカ半島に到達し、薩摩半島で震度6弱の地震を記録し、死者・行方不明者58人を出している。
火山性地震は減少
予想される噴火の規模はどのくらいか。鹿児島大学の井村隆介准教授(火山学)は「16日の有感地震は1日4回で、1時間に20回もあった大正噴火クラスにはならないだろうが、灰が積もって停電や交通機関がマヒする可能性はあります」と話す。
石原良純(タレント)「自然を相手にするときは、謙虚に安全をおもんぱかっていくしかないですね」
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モンブラン| 似顔絵 池田マコト