東京五輪エンブレムに盗用の疑いがもたれているデザイナーの佐野研二郎氏に、「再びデザイン盗用の疑惑が持ち上りました」と「ニュースアップ!」のコーナーで小松靖アナが伝えた。
問題となったのは応募するともらえるサントリービールのキャンペーン賞品のトートバッグのデザインで、サントリービールは13日(2015年8月)、佐野氏がデザインした30種類のうち8種類を賞品から外すと発表した。
小松アナによると、取り下げた理由について佐野事務所側は「事実関係の調査、検討を始めているから」と答えたという。小松が示した赤地の矢印の中に白地で「BEACH」の文字があるものなどは、他のデザインとそっくりだ。
玉川徹(テレビ朝日ディレクター)「誰が見ても一緒だと思いますよ。似ているレベルを超えている」
真似されたデザイナー「ネットなどの影響あるが、擁護したくない」
配布中止になっていない他のトートバッグのデザインにも、盗用を示唆する投稿がネット上で出ている。20年以上前に雑貨のデザインを手掛けている俣野温子さんが制作したデザインで、まん丸の目とヒゲのない黒猫の顔半分としっぽだけのもので、トートバッグやマグカップ、箸入れなどに採用され売られている。
このデザインと佐野のトートバッグのデザインは、まん丸の目のところが半目で異なる以外は、顔半分でヒゲのないところやしっぽが別にデザインされているとこなどそっくり。俣野さんは「佐野氏が何も言わないので、言いたくありません。ネットなどの影響を受けることもあると思います。ただし(佐野の)擁護はしたくありません」と話す。
司会の羽鳥慎一「これ真似したでしょうとは100%は言い切れるのかなという気がします」
玉川「デザイナーとしてはどういうふうな考えでデザインをするのか、デザインを作る時の論理があると思うんです。黒い猫の顔半分だけとか、しっぽを別に出すとか、ネコだけど目が丸いとか。何となく描くのではなく、ある種の論理がある。その論理で言えばこれ一緒ですよ」