永遠の恋人「吉永小百合」ええこと言うなあ・・・安倍首相に読み聞かせてほしい原爆詩

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日本の「性の2大解放区」北海道と静岡!とにかく女性が奔放なんだって・・・

   週刊ポストばかりで恐縮だが、今週は『週刊現代』がお休みなので我慢していただきたい。週刊ポストの特別付録は「日本が誇る『春画の秘宝』」。小雑誌になっていて43点も掲載しているが、この手は見飽きた感がある。

   袋とじは麻田奈美や風間ゆみ、白石茉莉奈など豊満美女たちの「『豊満』の研究」。それに週刊ポストお抱えの橋本マナミのグラビア。マナミちゃん、なかなかの美形で、それに毎回見ているからか、少しずつ女に目覚めていっているようで艶めかしい。こんな彼女がそばにいたらさぞ「短命」だろうな。

   週刊ポスト編集長が存亡を賭けてやり続ける「死ぬまでSEX」シリーズ、今週は戦後70年特別企画と銘打っている。焼け跡の男たちを慰めた「カストリ雑誌」。正常位以外は異常だといわれていた時代に、人形100体で体位を教えた謝国権の『性生活の知恵』(池田書店)。この本を読んだのは高校生のころだ。私が買ってきて教室で回し読みしていたら、女子生徒から「先生!イヤラシい本を読んでいます」と告げ口されて、先生に取り上げられてしまったことを覚えている。あの頃は、ピノキオみたいな人形でも興奮したものだった。ウブだったね。

   一条さゆりの「特出しストリップ」を見たのは大阪だったか。何ともいえない怪しい雰囲気とローソクの灯りに輝く陰毛の美しさが忘れられない。

   奈良林祥とドクトル・チエコの「身の下相談」も覚えている。500万人が視聴したといわれる伝説のAV「洗濯屋ケンちゃん」は、友達からダビングしたのを貸してもらったが、何十回もダビングしているので色は飛んで何が何だかわからないが、妙にコーフンした覚えがある。もう1度探して見てみようか。

   とまあ、自分の青春期と重なる甘酸っぱい性にまつわる特集。われわれ世代にはいいが、それぞれが短すぎてやや物足りなかった。こんなに暑いのにSEXなんて信じられない!というお方は、これ以上お読みいただかなくてもけっこう。

   『アサヒ芸能』に「県別『おんなSEX変態度』くらべ」というのがある。この手はどこの誰のデータなのかということが重要だが、今回は紀行作家の色川わたるなる御仁である。この人「性感研究所」を主催して会員が8000人いるという。まあ騙されてもともとだから、いくつか紹介してみよう。

   色川氏が「性の2大解放区」と太鼓判を押すのが北海道と静岡だそうだ。北海道は開拓のために全国から移住者が集まってきた歴史をもつから、その時代から男女同権でセックスでは女性がリードするという。広大な土地柄の影響か「青姦好き」という特徴もあるというのだが、ホントかね。

   静岡は食べ物に恵まれた風土だけにセックスでも享楽的だそうだ。「町なかではノーパン外出、電車内での痴漢ゴッコなどが楽しめます」(色川氏)

   車保有率の高い山梨と群馬は「カーセックス大好き」だそうな。「変則体位好き」なのは大分。大分は物事を突き詰めて深く追求する県民性があるため、セックスでも趣向を凝らしたプレイが好きだという。「変則体位好き」のナンバー2は富山県。「セックスにおいてはより深い快感を得られるマイラーゲの開発に余念がありません」(同)

   さらにディープな「複数プレイ願望」が強いのはむっつりスケベの多い長野、情熱的な女性の多い熊本だそうだ。

   その他、「3Pプレイ経験率」では徳島、山形、福岡が上位になるという。よくわからないが、「潮吹き率」でダントツトップなのが新潟。潮吹きのメカニズムは解明されていないが、色川説によると「豪雪地帯で雪おろしが欠かせない新潟の女性は、骨盤付近が鍛えられたために潮吹き体質になった」そうだ。

   念のため、ここで読んだことを、くれぐれもカミさんや彼女にはいわないほうがいいと思う。「お前、新潟出身だから潮吹いて見せておくれ」なんていおうものなら、ぶん殴られるか一生口を聞いてもらえないかもしれない。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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