なぜかリポーターの阿部祐二がタキシード姿で登場した。「国民的ヒロインのことですから」と訳が分からないことを言う。なでしこジャパンの大黒柱、澤穗稀選手(36)が入籍していたということなのだ。
澤はきのう11日(2015年8月)、INAC神戸の練習が終わったところで、チームメートに「人妻で~す」と発表した。そこで胴上げされる姿がINACのホームページに載った。
その後、直筆のコメントを報道各社にファクスしてきた。「澤穗稀は2015年8月8日に30代の一般男性と入籍した事をご報告させていただきます」という書き出しで、「彼とは10年来の友人であり、昨年末からお付き合いをさせていただき、今年に入り結婚を意識するようになりました」とある。8月8日は背番号8から。胴上げも8回だったそうだ。
さらに、「私の良き理解者であり、何事にも一生懸命に全力で取り組む彼の責任感の強さに惹かれました」「一般の方なので、顔写真や名前の公表はひかえさせていただきますことを、何卒ご理解いただけますよう」「お互いを思いやり、支え合いながら明るい家庭を気付いていきたいと思います」
「世界のサワ」に仲間や芸能界などからお祝いメッセージ続々
街の声を聞くと、「きれいになっていたかも」という女性がいた。「プレーしていないとき、きれいにしているなと感じていました」という。いや、女性の目はすごい。
仲間たちからもメッセージが寄せられた。岩清水梓、川澄奈穂美、鮫島彩、芸能界、アーティストもナオト・インティライミ、和田アキ子、NON STYLE井上裕介らのメッセージをタキシード姿で読み上げた阿部に、司会の加藤浩次が「公式に出てるもので、ここへ来たわけじゃない」と突っ込んだ。
澤は6歳からサッカーを始め、15歳で代表入り、2011年のワールドカップでは主将として優勝し、MVPにも選ばれた。12年のロンドン五輪は銀メダル、今年のW杯では銀メダル。W杯では6大会連続出場を果たした。
実は結構豊富な恋愛経験
実は澤は恋愛経験は豊富なのだという。レスリングの吉田沙保里と2011年にテレビ対談で恋愛論を交わしていた。当時33歳と29歳。
吉田「澤ちゃん、積極的じゃん。すごい押すじゃん」
澤「めっちゃ押す。すぐ結果を求めるのはダメ」
吉田「求めてないよ。澤さんは?」
澤「全然、この忙しさで。でも、なんとかなると思ってる、いつも」
互いに相手の凄いところをあげ、吉田は澤を「いっぱい恋をしている所」と書いた。澤は「私、軽い女みたいじゃん。そんなことないよ」
澤は著書「夢をかなえる」の中で、「20歳で大学を中退してアメリカのクラブに移籍した私は、年上のアメリカ人男性と恋に落ちました」と書いている。選手を引退して結婚まで考えた。「家庭に入って彼をささえるのもいいかなって」とまで記しているが、この時はサッカーを選んだ。
さらに12年6月には「スッキリ!!」で、「普通の1人の女性としていろいろ、私でも恋愛しているよ」「あまり自分からはいわない。肉食っぽく思われますが、全然です。いけないです」と話していた。また、理想の男性は「尊敬できる人」「私を受け止めてくれる人」「外見で判断はしないし、お金持ち、有名人も関係ない」「結婚したら家族に尽くしたい」といっている。
澤のお相手はこれらの条件に合っていたということか。芸能ジャーナリストの井上公造は「澤さんとはプライベートでも親しくしていて、先月食事を一緒にしたんですが、申しわけないけど、恋の話は一度もしたことないですね」
加藤浩次「この1年に2回も会ってるのに、気付いてなかったんですか」
井上「ハイ(爆笑)。ただ、澤さんがきれいになったよねという話はしていました」
加藤「彼氏ができたんじゃないかとか」
井上は「そういうの一番嫌いなんです。まったく結婚の事は浮かばなかったですね」
結局、お相手がだれかはわからなかった。