あさって14日(2015年8月)、安倍首相が発表する戦後70年談話に「おわび」は入るのか。「注目記事チェック」コーナーで藤森祥平アナが産経新聞1面の「『おわび』も言及へ」を取り上げた。
記事は「キーワードとして『侵略』に加え『おわび』にも言及する方向で検討していることが11日、分かった。戦後50年の村山富市首相談話の『お詫びの気持ちを表明』した部分を引用するような間接的な形で触れる案が有力。談話で『おわび』への言及を求める公明党に配慮した格好だ」と報じている。
否定的だった「侵略」「おわび」
久江雅彦(共同通信編集委員兼論説委員)はこう解説する。「安倍首相はこれまで、未来志向に力点を置くと繰り返ししてきましたが、過去の歴史に目をつぶっているようでは、未来志向のメッセージも説得力を欠いてしまう。未来は過去の上に成り立っている。日本への信頼を揺るがせないためにも侵略や植民地支配について、事実を直視した談話をしっかり出してほしいと思いますね」
安倍首相は70年談話について、村山談話や小泉純一郎元首相の談話を「全体として受け継ぐ」といいながら、「侵略」や「おわび」など具体的なキーワードについてはこだわらないと否定的だった。最近の新国立競技場の「白紙撤回」もそうだが、最近の支持率低落が影響しているのか。
文
一ツ石