邪魔だ!隣接の都営アパートの高齢者は立ち退き
2016年の東京五輪の招致に携わった鈴木知幸・順天堂大客員教授(スポーツ行政専門)はこう切り捨てた。「JSCが注ぎ込む47億円は極めて遺憾だと思います。JSCは打ち出の小槌のようにtotoの大金使い、全国のスポーツ振興費を食っている。新国立競技場とJSC本部はセットになっており、計画を見直して新しくできる新国立競技場の中に入ればいい」
青木理(ジャーナリスト)はさらに手厳しい。「もっとひどいのは、自分たちが入るビルはとてつもなく大きいのに、国立競技場を作るということで高齢者が住んでいるのに立ち退きを迫って、都営アパートを壊している。こんな悪政が世の中にあるのかと思いますよ。それならそのお金で都営アパートを建て替えるべきだろう」
JSCは元は学校の安全と給食を扱っていた文科省の天下り組織。そこへtoto を扱うようになって組織は肥大化し、同時に巨額な金が入るようになった。新国立競技場のズサンな計画も元は文科省やJSCの当事者能力の欠如が発端である。totoで大金を扱うようになりズサンになったのではないか。JSCなど民間に任せた方がいい。
文
モンブラン