「新国立競技場」スポーツ界から意見聴取!各競技団体の思惑入り乱れ調整難航

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   「政府はきのう(2015年8月10日)、新国立競技場の新たな整備計画を再検討する関係閣僚会議を開き、スポーツ界から5人を招いて現場の声を聞きました」と藤森祥平アナが伝えた。会議には元陸上五輪代表の朝原宣冶氏、日本サッカー協会理事の北沢豪氏、ラグビー・ヤマハ発動機監督の清宮克幸氏らが出席し、それぞれ意見を述べた。

政府のネット意識調査に19万件

   終わって清宮氏は「サッカーとラグビー専用でやるスタジアムを造るべきです。球技専用スタジアムというものがないんですよね、日本には。他の国を見ると、おそらく北朝鮮くらいしかないんじゃないですか」と話し、朝原氏は「国際大会をするためにはサブトラックが必要ということで、私が提案したのは2階建てのサブトラックということです」と述べた。

   藤森アナは「それぞれのバックグラウンドを持つアスリートたちから出された意見は、互いに相いれないものありましたが、政府はこれらの意見を取捨選択しながら秋口までにスペックや総工費の上限を決めることにしています」と説明した。

   遠藤利明五輪相はこのほかにも五輪出場経験のあるアスリートらと意見交換をしている。インターネットでもアンケート形式で意識調査をおこなっており、朝日新聞によればきのう10日(2015年8月)朝の段階で約19万件も寄せられているという。国民の声を広く聞くことは重要だが、コスト節減のための調整は難しそうだ。

文   一ツ石
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