茨城「海水浴場サメ」居つく心配!生息海域の沖縄沖と同じ高海水温

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   海水浴シーズン真っ盛りだが、各地の海で次々とサメが目撃されている。茨城・大竹海岸の鉾田海水浴場で5日(2015年8月)、サーフィンを楽しんでいた人のすぐ脇を体長2~4メートルの2匹のサメが泳いでいるのを発見された。鋭い歯を持ち、人間にも危害を加えるメジロザメの仲間だった。このため茨城県は鉾田海水浴場など周辺9か所の海水浴場を遊泳禁止にした。

   稼ぎ時の海の家は「50年やっていてサメが出るのは初めて。冬の方がまだ客がいる」とお手上げ状態だ。

全国各地で先月からサメ目撃情報

   木村佳那子リポーターによると、メジロザメは普段は沖縄本島の南側海域に生息しているが、茨城沖にやって来たのは海流の温度が影響だという。連日の猛暑で茨城沖の暖流の温度がいつもよりほど4度高く、沖縄沖とほぼ同じ29度になっている。沖縄沖から黒潮に乗って流れついたサメが居ついてしまったらしい。

   サメは茨城沖だけでなく、7月以降、西日本各地の沿岸で確認されている。7月2日に香川・高松市沖で1.5メートルのシュモクザメ、12日に香川・さぬき市沖で3メートルほどの種別不明のサメ、13日に和歌山市沖で1メートルほどの2匹のシュモクザメ、22日に鳥取・境港市沖で種別・大きさ不明のサメ、30日に鳥取・浜口市でもシュモクザメが確認されている。

   茨城の海水浴場の遊泳禁止がいつ解除になるかメドは立っていない。コメンテーターの玉川徹(テレビ朝日ディレクター)「今後、暑い夏が続けばサメがまた来る。遊泳禁止区域に防護ネットを張るなど、今までにない対策が必要になるかもしれないですね」

文   モンブラン
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